【からだタイプ】

首　　：かなり硬い状態
肩　　：左肩が内巻き、腕の上げ下げや回すための筋・筋膜に硬さや癒着あり
背中　：腰がまっすぐになった状態で丸くすることができない
腰　　：反り腰が強い
股関節：内側にねじれている

【からだの歴史】

● 左肩が上がらなくなった原因に心当たりナシ
● 中学1 年生のときにバレー部で左肩を床にぶつけることが多かった。痛みが出ることもあったが、自然に治っていた
● 小学生から続けている習い事のひとつ「ジャズ」では、からだの左軸のみを使う動きが多い

【原因の見極め（仮説）】

● 中学時代に左肩を痛めたことが影響している可能性大
● 左のみを使うジャズでのからだの使い方などの積み重ねで歪みが強くなり、筋・筋膜の左右や前後のバランスが崩れたことも影響している可能性がある

【プログラム組み立て前チェック】

◎チェック
筋・筋膜の硬さと癒着を取ることで痛みの軽減、腕が上がるようになるのか？
脇の筋肉（前鋸筋：ぜんきょきん）、腕の三角筋、脇の中胸筋・大小胸筋、肩甲骨の筋肉のほぐし、はがしを行って、可動域の変化を確認

◎結果
痛みはあるが腕が上がるようになった

【回復プログラムの決定】

バレエレッスンの早期再開を目標にプログラムを決定

・脇の筋肉（前鋸筋：ぜんきょきん）、腕の三角筋、脇の中胸筋・大小胸筋、肩甲骨の筋肉に対して1 カ月の「リカバリー体操」を実施
・肩の位置の修正リカバリートレーニング（正しい姿勢を覚えさせる）で血流促進
・1 週間ごとに経過観察

【自宅での回復プログラム】

自宅での回復プログラムとして「リカバリー体操」を実施しました
・1日1～3回、各部位の「リカバリー体操」を実施（脇の筋肉、腕の三角筋、脇の中胸筋・大小胸筋、肩甲骨）
・肩の位置修正「リカバリートレーニング」

【リカバリープログラム受講】

1か月目、2か月目にリカバリープログラムを受講
・からだの状態確認
・筋肉のほぐし／はがし実施
・自宅での回復トレーニング内容アップデート

【改善の軌跡】

◎1か月経過
・腕はほぼ上げることができるが、痛みがありまだ完全に上がる状態ではない
・筋・背骨と肩甲骨の間、手首～腕、仙腸関節の筋・筋肉のほぐし・はがしを実施
・「リカバリー体操」に背中を追加

◎3か月経過
・肩は回復し、問題なく上がる状態
・肩以外でからだの動きに影響が出ていると思われる軸の修正を実施
・背骨～骨盤の運動連鎖トレーニングを実施
・反り腰改善＋脛側、ふくらはぎ側の筋・筋膜のはがし、ほぐしを実施
・施術と足首の可動域を挙げる「リカバリー体操」で全身が動きやすくなった